いつもお世話になります。
せかいひろしと申します。
ADCの精度について、総合誤差と量子化誤差を考慮します。
RL78/G23のハードウェアマニュアルには以下の通りあります。
・総合誤差:±2.4 LSB(typ.)
・量子化誤差:±1/2 LSB
このとき、総合誤差と量子化誤差は独立した要素として認識すれば良いでしょうか?
質問の意図は、総合誤差と量子化誤差を累積公差として
単純に加算するか、二乗和平方根で算出するか判断するためです。
よろしくお願いいたします。
※参照資料
ハードウェアマニュアル R01UH0896JJ0130 Rev.1.30 Page 1492 of 1560
こういう、文言の厳密な意味解釈は設計者 = Renesas の考え方次第なので必要ならば技術サポートを頼ってください。オイラ個人の意見を言えば
・量子化誤差=他の誤差に無縁に必ず発生する誤差、原理的にサンプルごとに正負両方向にランダムにばらつくはず。1方向に累積することはないのでウチでは単純に平均化することで無視できるものとしています。
・絶対精度=(量子化誤差以外の)任意の1点における最大誤差。生産後にトリムしているなどの理由によって、各種誤差の累積値となっていないものとして扱ってよい。マイコン個体 / チャンネル固有に発生し、基本的にサンプルごとに変動することはない(俗にいう癖)
( RX231 のマニュアル R01UH0496JJ0120 Rev.1.20 では「絶対精度」となっており「総合誤差」とはなっていません)
なので提示質問に対する**オイラの答え**は「独立した要素である」「量子化誤差を二乗和するのはおかしい」です。
せかいひろしです。
cacao99さん
ご回答ありがとうございました。
ご説明、理解できました。